2011/01/14

ソフトウェアのインストールと実行ファイルの管理

主にプロダクション等でPC構築したりする人向けの内容です。


■Part1 : ソフトのインストールをバッチでやってみよう。

PCを1から構築する際にどの様にソフトをインストールしているでしょうか。
インストーラーをダブルクリックしてぽちぽちやれば終わりですが数が沢山あると面倒ですよね?
そんな時はバッチです、まずは見てください。
コピペしやすいように一部書き出しました。
::BaseApp Install 110113
::Quicktime Install
"E:\Software\_Freesoft\Quicktime&iTunes\QuickTimeInstaller.exe"
::CCleaner
"E:\Software\_Freesoft\CCleaner\ccleaner.exe"
::codec
"E:\Software\_Freesoft\codec\K-Lite_Codec_PackMega.exe"
"E:\Software\_Freesoft\codec\K-Lite_Codec_Packx64.exe"
バッチ処理なので上から下に処理が流れます、::の行はコメントで処理に影響しません。
見てもらうと分かると思いますが単純にexeファイルまでのパスを指定して
上から順に実行させるだけです。

実行するとどうなるかというとQTのインストーラが起動、後のインストール終了までは手動です。
そしてQTのインストーラが終了すると次のCCleanderのインストーラが起動します、これの繰り返し。
いちいちフォルダ移動が発生せず簡単便利。
同じようにMAXとMayaの環境を作るときもこんな感じで作れます。

MAXとPluginのインストール、MayaとPluginインストールと環境変数をいじって英語モードに。
最後にAdobeのインストールとBridge起動してそこからアップデートまで。
これも画面に次々とウィンドウが出るのをポチポチ処理するだけです。
話それますがMayaを環境変数で英語に書き換えていますが
バッチファイルで
英語で起動したい場合は
SET MAYA_UI_LANGUAGE=en_US
"C:\Program Files\Autodesk\MayaXX\bin\maya.exe"
日本語で起動したい場合は
SET MAYA_UI_LANGUAGE=ja_JP
"C:\Program Files\Autodesk\MayaXX\bin\maya.exe"
だけが記述されたバッチをそれぞれ作っておいた方が
使いたい言語のバッチをクリック>環境変数書き換えて起動
が出来て便利です。


バッチの便利な所はPCのメーカー・型番が違っても同様の動きをしてくれること、
OSもVista,7では管理者権限で実行すればこの程度の処理は問題なく動きます。
そして誰もが簡単にバッチ通りの環境を作れること、これ重要です。

■Part2 : 実行ファイルの管理

またインストーラーをきちんと管理することも重要です。
フリーソフト等は絶えずVerUpする為そのままフォルダに入れて管理しても
ファイル名が変わる等でバッチが最新のものを入れてくれませんし
その都度バッチを書き換えていたら全く楽になりません。
うちではこのように最新のインストーラは常に同じ名前に変更して管理しています。
あまり過去Verを取っておく必要はありませんがQTに関してはバージョンによって
AfterEffectsで問題が起きる為複数Verを保存しています。

インストーラーはファイルサーバー推奨です、画像では説明用にローカルにファイルを置いています。
サーバー用意するのが無理であればUSBの外付けHDDでも構いません、
ただしコピーは取っておきましょう。
インストールではDVDの入れ替えが面倒くさい&遅いAdobe製品は一つのフォルダにまとめて
一括でインストール出来るようにしておくととても便利です。
デスクトップからのインストール手順(Production Studio)
※Production Prmeium等のパッケージ製品はどれもこの手法が使えます。

作業の簡略化のアプローチの一つとして書いてみました。
環境によってこれだと面倒になったりもっと簡単にできる手法はあると思いますし
もっと汎用性を持たせた書き方もできます。
まずはさわりという事で興味のある方は是非試してみて下さい。

1 件のコメント:

  1. 社内のソフト環境を整えるのに、非常に参考になりました。ありがとうございます。うちでは追加としてインストールの際の注意事項をかいたtextデータを同時にたちあげるようにしてみています。更新楽しみにしております。

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